2014年、まだトレーナーの活動を始めたばかりの頃、自分の体でダイエットの実験をしました。

トレーナーの仕事は体の悩みを解決することで、世の中で最も多い体の悩みはダイエットだと思ったからです。

ですが、書店へ行けばダイエットの本が沢山あり、ダイエットのやり方も沢山ありました。


食事を減らして痩せるのと、運動をして痩せるのと、それとも両方を行って痩せるのと、

一体どれが正しいのか、どれがもっとも良いのか疑問でした。


そこで先ずは運動をしないで食事だけで痩せる方法を試しました。

私が試したのは「7号食ダイエット」という”玄米のみを7日間食べる”ダイエットです。

1週間実践して見た目は写真のように変化しました。

体重が減りましたが同時に筋肉も減りました。

体力が落ちて、生活活動や仕事に疲れを感じるようになりました。

脚やお腹が細くなりましたが骨が浮き出て不健康な見た目になりました。

細いだけでは美しい身体にはなれないと感じる結果でした。


 この経験から、食事量を減らしたり、食品を極端に限定する食事でのダイエットは健康的ではないと考えるようになりました。

何よりも、実践している最中が辛かったです。


食事を減らして体重を落とすダイエットのデメリットは筋肉量が減ることです。

食事からのエネルギーが極端に不足すると、体は脂肪をエネルギーに変換するだけでは足りず、筋肉までも分解してエネルギー源にしてしまいます。


人が太ったと感じる時、それは体脂肪率の増加によるものです。

食事を我慢することで体重を減らせたとしても、それが筋肉量の減少で起こったことであれば、細いスタイルだけれども脂肪の割合が多い体になります。


我慢していた食事を元に戻した時、リバウンドが待っています。

これ以降、私の食事は”量”ではなく”質”を考えて摂るようになりました。

”賢く食べる”ということです。


2014年冬、今度はレジスタンストレーニング、いわゆる”筋トレ”を取り入れた体作りを始めました。

半年間取り組んだ結果、筋肉量が増えて体脂肪量の少ない引き締まった身体になりました。

 食事を減らすだけのダイエットとは違って、体力が向上しました。

日常生活で疲れを感じることが減り、スポーツをしていても良く動けるようになりました。

賢く食事をとることで空腹に悩むことはありませんでした。

細い体で筋肉質で脂肪が少ない見た目になりました。

健康状態は良好でした。


 この結果から、ダイエットをして綺麗な身体になりたいと思っている人にはレジスタンストレーニング(筋トレ)指導をするのが良いと考えるようになりました。

有酸素運動も行いましたが、レジスタンストレーニング(筋トレ)も行ったダイエットはこれが初めてでした。


この頃、「ボディメイク」という言葉を耳にするようになりました。

ダイエットは体重を落とすのが目的で、痩せる、つまり細い体へと向かっていくものです。

ボディメイクは美しい身体のラインを作るのが目的で、筋肉と脂肪のバランスを整えてスタイルを良くしていくものです。

私がレジスタンストレーニングを取り入れて健康的な食事をする取り組みは、このボディメイクが目指すところでした。

女性の筋トレ

 ある時、ヴィクトリアズシークレットのファションショーの映像を見て驚きました。

(写真引用元:Instagramのvictoriasportの投稿)

 今までのファッションモデルはBMI(体格指数)という身長に対する体重の割合がとても低く、モデルを務める女性の健康、そして細いモデルに憧れて食事を減らす女子の健康が問題視されていました。

けれど私がこの日見たヴィクトリアズシークレットのモデル達は細いスタイルでありながら筋肉がうっすらと見える体をしていました。


ファッションモデルがレジスタンストレーニング(筋トレ)をしている事実を知りました。

今まで、私の周りで綺麗なスタイルを手に入れる為に筋トレに励む女性はいませんでした。


今までは「細い=美しい」だったのに、

そこに「健康」という要素が加わり、”健康的な美しさ”が評価されるようになったのと感じました。

ただ細いだけではないかっこよさがあり、この新しい美しさを目指す指導をしたいと、この時思いました。


「痩せる」ことよりも「健康的に引き締める」

「ダイエット」よりも「ボディメイク」をのの指導をしたいと思いました。

女性のボディメイク

 体重は少ないけれども体脂肪の割合が多い人の体を「隠れ肥満」と呼びます。

運動不足で筋肉量が少なく、少食で体重も少ないけれど食事のバランスが悪くて太る食事をしている傾向があります。

私が隠れ肥満の女性のボディメイク指導をした結果が下の写真です。

 もともと体重が少ないのでBeforeのウエストも細いですが、腹部の脂肪が減り筋肉がついたことで”くびれ”が強調され、筋肉のスジが見えるボディラインへと変わりました。

 Beforeは臀部に脂肪があり、お尻が平に見えますが、Afterではお尻の脂肪がなくなりお尻の筋肉がついたことで丸みのあるお尻のボディラインへと変わりました。

ボディメイクの指標

 上の写真の女性のボディメイク指導を行いながら「体重・体脂肪量・筋肉量・体脂肪率」の記録を取りました。

その結果が下の写真です。

筋肉量が増えて体脂肪率が落ちていく結果となりました。


体脂肪率は約8%減りました。


体格指数BMIは体重と連動していて、BMIが減ると体重も減ります。

BMIは20.0から19.1へと変わりました。


体重で計算すると、身長150cmの女性の場合であれば45kgから43.0kgへと減ったことになります。


体脂肪の量を計算すると

Beforeの体重45kgの28%は12.6kg

Afterの43kgの20%は8.6kg

体脂肪量は合計4kg減りました。


体に付いている体脂肪量が4kg減ったのに体重が2kgしか減っていないのは筋肉量が増えたから。


ボディメイクに成功した女性の体では、体重の変化が少なく体脂肪率が大きく変化していることが確認できました。

このことから、健康的な美しさのために筋肉をつけてボディラインを綺麗にするボディメイクでは体重を指標にするのは適切ではないと感じました。


ボディメイクの指導では体脂肪量と筋肉量の両方が関係する「体脂肪率」を指標にしていこうと考えるようになりました。

ただ細いだけじゃない、健康的で美しい体

 ダイエットで不健康になる経験をして、

レジスタンストレーニング(筋トレ)で自分自身が健康的にボディメイクすることができて、

健康的な美しさを実現しているファッションモデルに出会い、

女性のボディメイク指導で綺麗な体の実現へと導くことができました。


これらの経験から、不健康になる食事だけのダイエット指導ではなく、

レジスタンストレーニング(筋トレ)と賢く食事をすることに取り組み、

筋肉をつけながら体脂肪を落として、


『ただ細いだけじゃない、健康的で美しいボディライン』を目指す”ボディメイク”指導を行っております。